ファイト出来なかったクラブの私から


先日とあるYouTuberさんが、企業とコラボで進めていた視聴者参加型企画について動画でお話されていました。

 

このことについては引っかかっるものがありました。

 

彼のお友達の映画監督や俳優をされている方の動画を思い出したのです。

彼のお友達は動画内で、仕事を途中で放棄する人間を批判されていました。

 

映画や舞台はたくさんのスタッフや役者の方々の力により成り立っています。

 

そのため、役者の1人が途中降板するなどあれば多くの人が振り回され、作品に多大な影響を及ぼします。

その点においては、監督として、俳優として納得の意見だと感じていました。

 

では、今回の企業とのコラボ案件についてはどうでしょう?

映画の世界のお話と似ていませんか?

お友達の方が批判されていた女優さんが、途中降板された時の理由にも似ていますよね。

 

スタッフと自分の間で方向性に相違があったということでしょう。

 

確かに、とあるYouTuberさんが、このコラボ案件に対して、あまり乗り気でなかった理由や心情について、理解は出来ます。

 

始まる前から企業内容や料金設定に批判が集まり、過去の発言との矛盾も指摘されていましたからなおさらかと思います。

 

しかし、懸念があるならば、その時点で辞めておくなり、内容を変更するなりしておくのが得策だったと思います。

 

始まった後でやっぱり、、、というのはこの企画のために頑張ってきた参加者の方々の気持ちを踏みにじる結果になりかねません。

 

実際に怒りをあらわにしている参加者さんも居ました。切り替えて頑張りたいという方ももちろんいました。

 

中には自責思考で折り合いをつけている方もあり、見ていて心苦しいものがありました。

 

どんな理由であれ、関わる人たちに迷惑がかかることは避けられないということなのでしょう。

 

 

ここからは話が変わって、私が過去に仕事を途中放棄してしまったことについてお話させて頂きます。

 

実は私も以前仕事を途中で放棄した経験があったのです。

 

 

 

当時の職場からは業務の特性上、年度末までは働いて欲しいと言われていました。

 

年度末が1番の繁忙期というか、お客さんや従業員の士気を保つ必要があったためです。

 

しかしながら、12月頃から精神的に限界を感じ、体調不良に陥っていました。

 

会社の方針や業務体制にも疑問がありましたし、自分にとってはなかなかの激務でした。(もちろん続けている人もいますので、言い訳に過ぎないかもしれません)

毎日何とか仕事に向かってはいましたが、あと3ヶ月は耐えなければならないと思うと、途方もなく遠い道のりに感じました。

 

職場に相談したところで退職時期が早まることもないのは分かっていたので、退職代行も視野に入れ、今日で最後にする。と言い聞かせて何とか1日1日を過ごしました。そして、結局退職代行にはふみきれませんでした。自分が抜けることで、ダメージを背負う人達の顔が浮かんだからです。

 

しかし、結果としては1月末をもって退職する運びになりました。

時短勤務、少しの配置転換、ついにはアルバイト勤務に変更して週3回の出勤に。と会社側が可能な限りの措置をはかって延命を試みました。

 

それでもやはり、立っているだけで精一杯で、十分に業務をこなせず、強い疲労感で、休みの日も1日中起き上がれない状況になってしまいました。そのため、退職を早めざるを得なくなりました。

 

早くから体調不良も伝えていたうえで、休職の打診も無かった訳ですから、仕方ないじゃない!という方もいると思います。普通の仕事ならそれで納得出来たかもしれません。

 

しかし、業種の特性上かなり不適切なタイミングであり、人の夢や将来に関わる側面がありましたので、かなり心苦しさがありました。

 

表向きでは、残された方々に配慮し、詳しい理由や経緯の説明を控えての退職となりましたので、事実上仕事を途中放棄した形になりました。

 

ゴール目前で棄権してしまった仕事を、誰がどうやって埋め合わせしてくれたのかは未だに知りませんし、どんな問題が起きたのか、どんな結果になったのかも知りません。

 

見届けたかった気持ちもあり、今も何かある度に思い出して気がかりでなりません。

 

このようなことをしてしまった私に今回の件に対して意見する資格があるのかは分かりませんが、人の夢や将来に関わるという点で自分の経験と似た部分を感じ、可能であったなら、途中で放棄する形は何とかして回避して欲しかったと思いました。

 

ただし、これはご本人がお話されていたことが理由ならばの話です。

 

というのも、ここ最近このYouTuberさんに関連してコラボ相手の企業さんにとってマイナスな出来事があったからです。

 

仮にその事が本当の理由だったとしたら、その事は伏せて、話せることだけを動画にせざるを得ませんから、仕方ない部分もあると思います。

 

実際のことは分かりませんので、あまり詮索せず、ひとまずは思ったこと、思い出したことについてのみで書かせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大が小を兼ねられるか?

突然ですが、

「大は小を兼ねる」という言葉がありますよね。

多くの人はまあそうだろう。と思っているかもしれませんね。

 

しかし、仮に能力の相違を大小で表して考えるとしたら

どうでしょう?

そうは言えないかもしれませんね。

 

 

 

例えば、職場において、誰かに仕事を教える際、

相手の理解力に合わせて、

教え方を変えることは皆さんできていますでしょうか?

 

実際の事例で説明していきます。

ある職場で、新しく派遣社員の方が入ってきました。

見た感じ、どうもあまり理解力の高くない方のようでした。

 

その新人さんの教育係を任されたのは、若手の社員さんでした。

社員さんは新人さんに仕事を教えるのに、

作業工程のみならず、「何故その作業が必要か?」

など社員レベルの細かい知識を1から10まで伝えていました。

 

新人さんはとりあえず返事をして、理解しようとしていました。

 

しかしよくよく聞いてみると、1から10まで細かく伝えられているため、

要点や手順、実際の作業内容があまり頭に入ってきていないようでした。

 

そのせいか、仕事中に初歩的な事や的外れな事を質問してくることもあり、

ちょっと心配になってしまいました。

 

教えていた社員さんは、自分が教わったことを思い出して教えていたのでしょう。

しかし、右も左も分からない上、理解力にかなり差のある新人さんにとっては

1度にたくさんのことを言われて難しく感じてしまったようでした。

 

新人さんがよく分かっていないのは教えていた社員さんにも分かったようで、

さらに根気よく時間を割いて長い時間説明していました。

 

しかし、必要なのは時間をかけて細かい説明をすることでは無かったと私は思います。

 

今回の教え方は、まるで論文のようでした。

論文のような複雑で長い説明は、誰でもすぐに分かるものではないのです。

 

しかし、元々能力の高い人は、

 

すぐには分からなくても、ゆっくり熟読すれば分かるハズ。

一通り流し読みすればある程度要点は分かるハズ。

 

と、自分の感覚で教え方の水準を高く設定してしまう可能性があるのです。

 

誰にでもすぐに内容が分かるようにするなら、

もっと要点を噛み砕いた短い説明にするなど、工夫が必要でした。

 

そのことに気づいて、相手の理解力に水準を合わせられるかどうか。

そこが腕の見せどころなのです。

 

「なんで分からないの?」

「ちゃんと読めば分かる」

 

と言うことは簡単です。誰でも出来ます。

 

だからこそ、相手の落ち度だと開き直るのではなく、

「誰にでも分かりやすいようにするには?」

を追求するところに力を注いで欲しいのです。

 

 

 

フクチクのこれから

みねしまさんの和解宣言があり、アカウントの削除を検討する視聴者さんもチラホラいらっしゃるようですが、

私個人としてはこのアカウントの運用は辞めない予定です。

 

こちらは本来ノンセク関係の情報収集のために作成したアカウントで、だんだん発達障害関係のツイートにも使うようになり、現在に至ります。

 

使う機会は少なかったものの、前々からあったアカウントなので今後も引き続き使っていこうと考えています。

 

それに伴い併用して使っていたYouTube、ブログに関しても引き続き使っていきます。

 

発信内容としては、

グレーゾーンに特化した発達障害に関するもよ、ノンセクについて、

他にも考えたことなどいろいろやっていこうと思います。

 

これらに関しては前々からやろうと思っていたことなので、自分のペースで少しずつやっていけたらと思います。

 

 

今後ともよろしくお願いします!

 

長編作品 ファンは発信者に似る

ファンは発信者に似る。


から感じていたことではありますが、この界隈での1連の騒動を見ていてより1層痛感しました。

それを元にそれぞれの登場人物とそのファンにフォーカスして人柄や性格を


🐸想像妄想憶測🐸


の範疇で解説して参ります。

なかなかの長編作品です。




まずはこの方!

すみません間違えました!

こちらはベトナムでトゥエ様が遭遇したそっくりさんでしたね!


では改めて、

まずは、こちらの方です。


こちらの方のファンは基本的に情弱ビジネスに懐疑的です。また、信者ビジネスも好みません。


そのため、信者的な思考になることを避け、元の主張からブレた発言や行動に厳しい傾向にあります。


「言っていることがおかしい」と感じたら徹底的に言及し、それでも納得のいく返答が得られず、改善の兆しがなければ容赦なく離れていきます。


少々煽られても感情的になりにくい人が多いのが救いです。


この記事を読まれる方はほとんど上記のことを自覚しているように思いますので短めにしておきますね。


ただし、お酒には少々注意が必要です、、、。

お気をつけください。




続いてこの方です。

この方のファンは、一度思い込んだらそれ以外を信じず、言われたことを鵜呑みにする傾向が強いと感じます。


元々この方自身が、そのような傾向を持った人を、意図的に周りに集めているように思われていました。


でも、私はちょっと違うと考えています。


実はこの方自身が、人から言われたことを鵜呑みにして信じ込む傾向が強いのだと思うのです。


典型的な脱税や、有利誤認表示などをやってしまった経緯も実はここにある可能性が高いです。


儲かっている会社や、経営者に憧れ、彼らのやっていることをマネしてやっているため、本人の中でも段々と善悪の区別が曖昧になっているように見えます。


グレーな商売を行う場合、自覚があればもっと自分が関わっていることがバレないように、コソコソと動くのが普通かと思います。


しかし、そこまで思慮深い策士ではなく、承認されたいという気持ちがそれ以上に強いので今回のような事態になりました。


ファンの方も同様に、一度思い込んだらそれが正義ですので、主張の違う人間は「間違い」であると認識し、それを正そうとする歪んだ正義感から、自ら積極的に絡みに行こうとする方が多く見受けられます。


この方が、自分の批判をするYouTuberに積極的に絡みに行き、批判を辞めさせようとしていたのに仕組みが似ています。


そのため、絡まれて面倒に感じても、相手は正しいと信じてやっていることが案外とあるということを分かって、対応する必要がありそうです。




そして、この方のファンと言えばこの人!



うぇぇええい!気持ちいいいいい!と聞こえてきそう、、!



ちなみに現在はこのような顔をされているかと思います。



この方が今のような状態に陥ってしまった最大の敗因は、「歪んだ正義感」と「自己正当化」にあります。


この方のファンがゴキブリになってしまったということはまたご本人も同様である可能性があるのです。


私事で申し訳ないですが、この方は私の知人に似ています。そのため、行動の原理はなんとなく分かります。


まず、この方は「○○のため」ということをよく発言しますよね。


例えば、オフ会の件でキレたのは「従業員のため」だ!

みたいな感じです。


この、「○○のため」という発言がまさに、歪んだ正義感と自己正当化です。


実際は「○○のため」ではなく、

「○○のために自分を犠牲にしているんだ。という名目で自分のしたいようにするため」なのです。(ややこしい)

まあ、簡単にいうと自分のためということです。


従業員のためという名目で、動画を出されたことに対する自身の怒りを正当化。

→実際はチャージ料やシフトの変更で従業員を振り回す。


青汁王子のためという名目で、嘘や脅迫紛いの発言を繰り返す。

→実際はかえって青汁王子の評判を下げ、懲役太郎さんなど他のYouTuberさんに迷惑をかけ、自爆。


まるで戦隊モノのレッドのような過剰な正義感と熱血ぶり、自分がそのような存在でありたいという理想から、気持ちが先行し、周りが着いてこれないことに気がついていません。


お客さんのためと言って自身のブラック労働を正当化。頼んでもいないのに「私が言わないと誰も言わないから」という謎の使命感で様々な社員にダメだしをし、「あなたのため」という決まり文句で人を傷つけることも正当化していた知人に似ています。


確かにダメだしは1級品ですが、自分に対する指摘は受け入れられないのが残念なところです。


そして、この熱血お節介気質の方のファンというのが、こちらの方です。




初公開!結構可愛く描けたと思います!


色白を意識するあまり顔色が悪くなってしまいましたが、、、


この方は個人的に界隈から離れて欲しい人ランキング第1位です。


自身の特性を知り、話し方などかなりトレーニングされていますが、人の意見に流されやすい傾向が強いため、悪意を持った人が近づくとめちゃくちゃ危険です。


この方はとにかく「かわいそう!」という感情が入ると、その人がどんなことをしたのか?どんな意図があるのか?はさておき、擁護したくなってしまうのだと思います。


無意識のうちに行動の原理が「かわいそうかどうか」になっています。


実はこの方のファンも要注意で、

同様に、かわいそう!と思い、この方を懸命に擁護し、結果として傷ついてしまう方が少々見受けられます。


さらに個人的に恐れているのはこの方のファンや友人が、アドバイスという名目で入れ知恵し、この方を裏で操るような形になりかねないことです。






だからこそ、悪意のある人や、支配欲のある人(あとはただの構って欲しいおじさん!)がいつ近づいてきてもおかしくないこの界隈からは一刻もはやく離れて欲しいです。


しかし、あれ程のお節介な方の大ファンなので、一度気になったらその界隈から離れられないというのが難しいところです。




そしてラストはみんな大好き、こちらの方



違いました、、、こちらは彼の本来の姿でした。





改めまして、

界隈のナイスガイ担当(笑)


ミカワさんの新弟子さんです。


彼のファン層は1番独特です。

何故かというと、



全員アンチだからですw




この方には元から一定数「熱狂的なアンチ」のような方がいらっしゃいます。


過去のことから何から何まであまりに詳しく、

本当は大好きなんじゃないの?と思ってしまうほど。


というか、この方々こそが彼のトップ層のファンなのです。


そして、この方に言及した者は片っ端からブロックの洗練を受けますよね。


「フォローしてないのにブロックされた」

「本人の名前を出してないのにブロックされた」

という声を多く聞きます。



自分も以下のイラストを投稿した際、フォローしてないのにも関わらずブロックの洗練を受けました。



で、思ったのですが、



この方、めちゃくちゃTwitter見てると思いませんか?



本当に嫌だったら見なきゃいいですよね?  



フォロワーだったり、直接誹謗中傷のリプを送ってくるならまだしも、一度も絡んだことのない人をわざわざ探してブロックしてるんです。


そこから分かること。

つまり、この方のブロック=いいね

なのです。


他のインフルエンサーさんが、エゴサしてファンのツイートをいいねしているのと同じなのです。


それ程にこの方はあまのじゃくで素直じゃない方なのです。でも本当は注目されていることが嬉しくてたまらないという!


この方のアンチ風ファンも同様で、本当はみんやこの方のことを面白いし、頑張って欲しいと思っているのです。(自覚してない方も含めて)ただ、本人がこういう性格なので、襟が変だの、発言が矛盾してるだの、ついつい言ってしまうのです。


でもみんな動画も見てるし、わざわざ別のアカウントからツイートも確認していまよね?


つまり、もうみんな立派な#襟貴族なのです。





今回は主にいろいろ考察されやすい人たちについて書いて見ました。


書いてない人は考察の仕様がない方や、あえて取り上げてない方だったりもします。


あくまでエンタメとして楽しんで頂けたら幸いです。






忘れられない生徒の話①

Twitterでとあるやり取りを見ていて思うところがあり、書いてみようと思いました。

元職場の方が見ていたら、、という懸念から迷いがありましたが、公益性があると思うので正直に書こうと思います。


以前、塾で働いていた際に気になる子が何人かいました。今回はそのうちの1人の話になります。


その子は当時中学2年生で、他の塾に行っていましたが、手に負えないというような話で、辞めることになったそうです。


その時は、自信を失って落ち込んでいる様子だったそうですが、塾をかわってからは、楽しく通えるようになったとのことで、よかったなぁと思っていました。


その子(Kさんとします)と初めて会った時、やっていたのは小6の算数の問題でした。6年生で習う公式をほとんど覚えておらず、1問1問かなり時間がかかっていましたが、コツを教えたら少し分かるようになった様子でした。


それからしばらく一緒にやってきていくつか気になるところが出てきました。


まずは、同級生から「いじり」をされていることです。

Kさんは学年問わず色んな子に話しかける人懐っこい性格で、ひとりぼっちになることはほとんど無かったのですが、やはり同級生からするとちょっと天然というか、面白く見えるところがあるようでした。


そのため、遊ぶ時に仲間に入れては貰えるけど「いじられキャラ」として定着している感じでした。

本人もそれを受け入れてるのかと思っていましたが、ある休み時間にみんなでじゃれ合って遊んでいたら、Kさんが「誰か今の撮ったりしてないよね?!」とふいに言い始めました。


塾の子は優しい子ばかりで、本当に誰も撮ったりなんかしてなくて、「撮ってないよ〜w」って感じで終わりましたが、過去に何か嫌がらせがあったのかなと勘繰ってしまいました。


こういう子はいじっても気づかない風に見えて実はなんとなく分かっていることも多いので気をつけないといけないと思いました。


次に気になったのは家族のことです。

ある時、保護者懇談会があって、Kさんのお母さんが教室に来ました。

Kさんのお母さんは懇談をしている先生の話をまるで聞いていない様子で、一方的に「ウチの子ってなかなか受験に興味無くって困っちゃいます〜」といった調子で早口に喋り続け、正直会話になりませんでした。


こちらが何か言えば言うほど火に油状態で同じことを繰り返しベラベラ話されて、次の懇談会の時間になっちゃう、、、!ヤバい!といった空気になり、なんとか帰らせるので精いっぱいでした。


このお母さんの調子を見て、家でどんな風にコミュニケーションをとっているのかと不安になりました。


それ以外にも、塾に来る時間を何度も間違えるなど、この家大丈夫かな?と感じる点が多くありました。


しかし、これらはまだ序の口。衝撃を受けたのは、模試をやった時のことでした。


模試の最初に志望校を書くシートがあり、それを完成させないと提出が出来ないのですが、これに異様なほど時間がかかりました。


お母さんが、受験に興味がないと言っていたので、志望校が思いつかないのだろうと思い、Kさんが中学校でやっている部活がある高校などをいくつかピックアップして、口頭で「○○高校と○○高校にしておいたら?」とアドバイスしましたが、それでもかなり手間取りました。



言った高校の名前を書くだけなのに?とその時は不思議に思ったのですが、出来なかった理由は予想外のものでした。  


Kさん、漢字が全然読めなかったのです。


高校の名前が難しいから読めなかっただけではありません。


今までも、問題文を読む時間が長すぎると感じることがあったので、私は思い切って小学校3年生の漢字の問題を解かせました。


衝撃的なことに、ほとんど解けませんでした。


丸つけをして返却し、翌週同じ問題をもう一度やって貰いましたが、○が増えるどころか、先週出来たところまで間違える始末でした。


最初に述べたように学年は中2です。

通っているのは普通学級です。


勉強はどの科目もほとんど出来ないに等しい状況で、(英語以前にアルファベットも書けませんでした)学校の宿題も塾の宿題もやり切れないことが多かったのですが、その理由はそもそも問題文が読めていなかったせいだったんです。


お母さんからも、前任の先生からもその事は聞かされていませんでした。というか、気づいていなかったと思います。


お母さんは、勉強しても成績が上がらないし、受験に興味を持たないと子供のことを嘆くわりに、Kさんがどのような状態にあるか分かっていませんでした。


Kさんも何度も質問したり、できるようになりたいという気持ちはあるように見えましたが、どこで躓いているのか自分でも分からず、宿題は全然終わらないし、授業は分からないしといった状況だったのでしょう。


Kさんと面識のある他校の先生にこのことを相談した際も「よく気がついたね?!」という様子でした。


お母さんは他の生徒と同じ頻度で通わせて高校進学することが希望のようでしたが、正直なところ手遅れだと感じました。


諸々のことが重なり、自分は体調不良に陥ってしまい、この仕事から離れたため、Kさんがどんな進路になったのかは知りません。

しかし、こういうケースはこの子に限ったことではないように思います。


親も周りの大人も本人も気づかないまま大人になり、原因不明の生きづらさを抱えて、努力不足だと怒られ続け、どのようにお金を得て、生きていくのか、適切な支援に結びつくのか、未だ不安が残ります。

和室と一族とアルジャーノンに花束を

とある和室界隈の配信者とその視聴者がトラブっていたので個人的な見解を書いてみようと思います。


まずは経緯を簡単に!


今回の主役である和室界隈の配信者さんは、趣味の範囲で配信なさっていた小規模チャンネルの方でした。


しかし、とある件で青汁さんと絡みがあって以来、多くの視聴者の目にとまり、急激に名が知れ渡りました。


そして、その特徴的な活動名や配信スタイルにも注目が集まっていき、徐々にファンを名乗る方々も増えていきました。


ファンを名乗る方々は団結していき、ちょっとしたコミュニティが出来ました。 


さらにお揃いのアイコン画像や特徴的な活動名を真似たユーザー名にすることで一層盛り上がりを見せました。


最初は和室界隈の配信者さん自身も、応援してくれる方がいること、盛り上げようとしていることを素直に喜ばれていました。


ところが、ファンの方たちが活発化していくにつれ、次第に不快感を覚えるようになってしまったようです。


そして、いつしか敵対心を持つようになり、ファンの方たちにお揃いのアイコンや、自身の真似をしたユーザー名を使うことを禁じ、攻撃的な目を向けるようになってしまいました。


コミュニティを作ったファンの方たちはその後もお互い仲良くされているようですが、当の配信者さんとの間には溝が生まれてしまったように思います。


そもそもこのようにファン同士が繋がってコミュニティを作ることは、YouTubeに限らず様々なジャンルでよくあることです。


特に10年近くアイドルオタクをやっている私にとっては容易に理解できることです。




では、何故このようになってしまったのか?

ここから考察していきましょう。

  


今回生まれたコミュニティの方たちの気持ちとしては、最初から、応援と『いじり』が入り混じっていたように思います。


残念だったのは配信者側がそれを理解していなかったことです。


この現象は前々から私が勝手に

『「アルジャーノンに花束を」現象」と呼んでいるものにかなり近いと感じます。


アルジャーノンに花束を」という有名な小説があるのはみなさんご存知でしょうか?


この小説の主人公は知的な障害を持っており、外科手術の力によって知能を向上させました。


しかし、知能の向上により、彼が今まで仲良くしてくれていると思っていた人たちが、実は自分のことをバカにしていたということが分かるようになり、深く傷ついてしまうのです。


これはフィクションかつ極端な例ですがこれに近いことは現実でもあり得ることです。


それを私は『「アルジャーノンに花束を」現象』と考えます。



話を戻すと、今回和室界隈の配信者さんはファンの方たちに最初から「いじり」の側面が少なからずあったことを全く認識できていなかったのだと思います。


ファンの方へリプ返している時の感じからも、そのように見えました。 


だからこそ、ファンの方たちが活発になるにつれ見えてきた『いじり』の側面が、

今まで本人が認識していた『自分のファン』の姿と大きく外れてしまっており、

裏切られたような、騙されたような気持ちになったのだろうと推測できます。

寂しさや恥ずかしさもあったかもしれません。




気持ちは少し分かります。


私の場合は不向きな仕事につき、その先で上司から今まで自覚のなかった自分の性格や欠点を指摘され、絶望的な気持ちになりました。


実際は不向きな仕事についてしまっただけで、人格が終わっていると決まったわけでもありません。


不向きな仕事をやる中での自分の働きぶりや振る舞いが、職場で求められている基準とズレていたんです。


実際、辞めた今では毎日気楽に暮らして、友達が離れていく等もないわけですから。


ただ自分の認識と事実に乖離があればあるほど受けるショックは大きいのです。




個人的にはこの件はどちらが悪とかは全然思っていませんし、これ以上掘り下げて考えるべきとも思えません。そこまでやってしまうとかえって『スベッてる』界隈をまた新しく生み出してしまう可能性もありますので、、



ただ、自分の見え方を理解できていない人が多くの人の目に触れる活動を続けていくのは簡単ではないということは言えます。


私はアルジャーノンの花束をの主人公のように、こうでありたい、ああなりたい と思える姿を目指し、努力することこそがやるべきことだと思っていました。


でも、今は

自分にできることをやったらいい。

ああなりたい!と思うことがあったとしてもそれをやることが自分にとって全てなわけないし。


と思えるようになってきました。



これから知らなかったことを一つずつ知って、

いろいろなことを考えて、

プリンセスなりの世界を構築していって欲しいものです。









流行りの業態、誰にとって都合がいい?

私が働いていた教育業界のとある企業は、最近流行りの業態を取り入れていました。


同業他社では従来より、


○学校のように先生が前に立ち、みんなに向かって授業を行うタイプ

○1人もしくは数人の生徒に対し、1人の先生が着いて教えるタイプ


(元職場の関係者が見つけて気分を害さないよう、業界用語を使わず表記していきます。分かりにくくてすみません!)


のどちらかが基本でした。


ところが最近になり、新しい業態が出始めました。このタイプの中でも細かいところは会社ごとに異なりますが、自分のところは次のような感じでした。



まず、同じコマの中で学年や受講科目の異なる

生徒が複数やって来ます。

生徒はそれぞれ席に座り、先生が前もって決めたページの問題を解いていきます。

先生はみんなの席の周りを巡回し、様子を見ながら声掛けをして必要に応じて教えていきます。


と、こんな感じの形態になります。


ホームページでは、


○自分で考える力を身につける

○勉強の内容ではなくやり方を教える

○自分のペースでやれる


ということを謳っているところが多いのがこの業態の特徴になります。


ただ、このタイプのところに通って出来るようになる子はかなり限られているように感じ、多くの生徒に適しているから流行っているのかというとちょっと疑問です。


働いてみて、合っていると感じたのは以下のような子です。


まずは

○マジメだけどとても繊細な子

です。


このタイプの子は、マジメに勉強したくても、先生が怖いと質問できなかったり、ピリピリした雰囲気に圧倒されて集中出来なかったりすることが多くて、従来のタイプのところに通っても力を発揮出来ない場合があります。

そのため、自分に合った先生と一緒に、自分のペースでやれることが大切になります。

 


あとは、

○マジメに勉強しているがイマイチ伸びない子

です。


こういう子は、家でそれなりに勉強するけど、効率が悪かったり、要領が悪かったりするので、一言アドバイスをくれる先生がいると進めやすくなります。

逆に、机にはそれなりに向かっているため、具体的にどうやって勉強してるかが分からないと、周りの大人はどうアドバイスしていいか分かりません。そのため、やり方・進め方を見てくれる先生がいると安心なのです。


こんな感じの子たちは合っているかな。と感じました。

でも実際に通っている生徒の八割以上は、これらに当てはまらないタイプでした。


また、先生のキャラクターによって合う子合わない子のタイプは少し異なる印象がありました。少なくとも自分の担当した校舎の場合はこんな感じでした。



8割以上の生徒は

「あなたはここじゃないやろ、、、」

って感じなのにも関わらず、

こういう業態が増えているのってなんでだと思いますか?




それはズバリ、

「ワンオペで出来るから」

だと考えられます。



従来型の業態でも、正社員は1人だけで、アルバイトの先生が複数いる。というパターンが多いと思われますが、最近流行りの業態だと、


正社員かアルバイトかに関わらず、

「校舎に大人が1人」

という体制が可能になるのです。


前に先生が立つタイプだと、教室にいる全員が同じ学年の、同じ科目を勉強することになります。

そのため、学年や科目に合わせて複数のクラスが出来、それぞれに先生がつく必要があります。

よって大人1人では対応出来ません。


また、少人数制でそれぞれに先生がつくタイプでは、1人の先生が教えられる人数はマックスで3~4人になります。

そのため生徒がたくさん来れば、それに応じて先生もたくさん必要になってきます。

よって大人1人では対応出来ません。


しかし、最近流行りの業態ではどうでしょう?


同じ時間にバラバラの学年・科目の生徒が来ても、先生が歩き回ってそれぞれの席で対応しますから、余程大人数にならない限り、事実上1人でもどうにかなってしまいます。


(事実上と前置きしたのは、実際はかなりしんどい状況になることも多いためです。この件は別の記事で、触れていくつもりです。)


そこに目をつけ、

少ない人件費で教室を運営出来る!

と考えた企業は積極的にこの業態を増やしていきました。


また、


○自分で考える力を身につける

○勉強の内容ではなくやり方を教える

○自分のペースでやれる


というと、みんなにとって良さそうに聞こえますし、 


うちの子が出来ないのはやり方のせいなんじゃない??


と思いたい親にはうってつけの文句ですの。

冷静に考えるとツッコミどころは多いですが、生徒もそれなりに集められてしまいます。




ところが、やはり1人体制の勤務って、

鍵開けから鍵閉めまで1人で行わなければならないのでとても大変です。


一応他の校舎の先生や上司と連絡をとることが出来ますので、何もかも1人でなないのですが、基本は、


先生=自分

生徒の管理=自分

事務作業=自分

営業活動=自分

清掃員=自分

電話対応=自分


みたいな感じになります。  

1日の大まかな流れはこうです。


出社

清掃

○1人1人に合わせた授業準備

○配布物や掲示物があれば準備

○近隣の家にポスティング

○荷物や備品が届けばそれの処理

○建前上の休憩タイム(作業が終わらないので、滅多にとったことはありませんでした)

授業スタート

○3コマ連続ほぼ立ちっぱなし

○少ないコマで2~3人 多いときは先生1人で13人程度(他校者で1人で20人対応した人いた)

○その間事務所の方や保護者から電話があれば対応します

○保護者への電話掛け

○日報の入力

○授業前にやり残した業務


といった感じになります。

定時より1時間かそれ以上前に来る人が多かったですし、定時から1~2時間後に帰るのが当たり前でした。

際限なく働いたところで誰も見ていないので、パソコンで入力するタイプのタイムカードだったこともあり、私も時間を誤魔化して自主的に定時前後や休日に仕事していました。みんなもそんな感じだったと思います。


(ちなみに基本職場でご飯を食べることはなく、

朝昼兼用で家でご飯を食べて、帰りはほとんどの店が開いていないのでコンビニに寄り、車の中で食べていました。)



勤務中にあらゆることを1人でやらなければならないのも負担になりますが、自分しかいないため、気軽に休めないこともまた問題です。


誰かが休むことで、別の校舎の先生に来ていただくことになります。

生徒人数の多い教室は少しだけアルバイトの先生が在籍していたのですが、休んだ人の穴を埋めてくれた先生の校舎では、そのアルバイトさんが1人で対応する羽目になっていました。


また、自分は1日置きに2校舎で勤務していました。(生徒人数が余程多い教室を持たない限り、みんな2校舎で勤務していました。) 

そのため、片方の校舎では土曜日も授業があり、土曜日は休みの会社でしたので、隔週交代でいろんな先生が担当することになっていました。


でもそれでは結局引き続きが十分に行えなかったり、生徒や保護者の対応で不便なことも多く、本来休みであっても、土曜日は担当の先生が出勤していることが多かったです。

また、休みの予定でも、他の先生の都合がつかないときは、結局自分が出勤するシフトになります。だから、土曜日には基本的に自分の予定は入れられませんでした。


以上、

これらが最近流行りの業態の校舎で日々起きていたことです。

もしこういうところに通おうか迷っている場合、

大人は校舎に何人いるのか?

対応しきれるのか?

ということを確認するため、生徒数や先生の数を聞いておく必要があります。 


仮に、入会説明の際に対応してくれた方の印象がよかったとしても、その人は営業担当のエリアマネージャーということもあります。

エリアマネージャーは普段は校舎に居らず、実際は先生が1人だけの可能性がありますので詳しく質問しておくのがおすすめです。